介護のためのリフォームって、助成金出るの?
昨今取りざたされる高齢化社会。
健康で長生きしてくれたら、これほど孝行は無いでしょう。
しかし、長寿には病気やケガの心配も絶えません。
一度大きな病気やケガをしてしまうと、特に高齢者の場合は杖や車いすの生活で日常にも支障が出る事もあります。
今回は将来、または現在介護者を抱える住宅において、介護を受ける方にも介護をされる方にも知っていただきたい、「住宅改修助成」(リフォーム)についてお話しいたします。
●歩行困難が生じた場合、階段の一段分がとてつもなく大変
元気な時には気づかない自分の足の重み、これを日常で支えて階段の昇り降りをするのは実は凄い事なのです。
いざ歩行困難になると、ご自宅に帰る際、ほとんどのご家庭でまず段差に気が付く事でしょう。少しの段差でも次なる怪我に繋がってしまうので注意が必要です。
軽度の介護状態の場合、壁伝いに手を使って体重を支えて何とかあがる事も出来るかと思いますが、手摺で手を使って固定しながらのぼるというのは大きく負担を減らす事ができるのです。なが~い階段を上る時、手摺があるのと無いのとでは違いますよね。
車いすの方は段差一段をあがるにも椅子を抱えて毎回上る訳にもいきませんし、お一人では不可能ですがスロープがあればどうでしょう。
介護する方、される方、双方で身体の負担もラクですよね。
●実際、介護のリフォーム費用って助成はあるの?
実は、介護保険でこれらの助成を受ける事ができるのです。
段差解消や手摺りのほかに滑り防止、引き戸等への扉の取替え、和式便器から様式便器への取替えなどが対象となり、支給限度基準額は20万円の9割(18万円)が上限となります。
要支援、要介護区分に関わらず定額です。
ひとりにつき生涯20万円までですが、介護区分が3段階上昇した時や転居時には再度同様の支給基準額が設定されます。
申請には介護認定、ケアマネージャー等の相談と工事見積書等が事前に必要ですが、使わないと絶対損をする制度ですので
今後介護のための住宅改修を検討される方にはぜひとも頭に置いていただきたいと思います。
弊社でもこれらの施工を承っておりますのでぜひお気軽にご相談くださいませ。
糸島市にお住まいの方はいとしまPAYもご利用いただけますよ。
助成を受ける際の手順等もご案内させていただきます。
心と体の負担を和らげるため、住み良い家づくりのお力になれれば幸いです。