恵方巻、昔からの人気具材と意味
もうすぐ節分、今ではスーパーやコンビニでも当たり前の光景として並ぶようになった恵方巻。
福を司る「歳徳神」さまがいらっしゃる方角(恵方)を向いて、まるかぶりするため「恵方巻」と呼ばれています。
発祥は諸説ありますが、江戸末期に関西で始まったと言われています。
具材の数や種類は地域によって様々ですが、縁起のよい「七福神」にちなんで、次の具材が昔からよく巻かれてきました。
●きゅうり…「九の利を得る」という意味合いから商売繁盛の恵比寿さま。
●伊達巻、だし巻き…玉子の黄色は金運アップの象徴なので、財運を司る大黒天さま。
●高野豆腐…材料の大豆は邪気を払うとされ、鎧をまとった勇ましい毘沙門天さま。
●かんぴょう…形が羽衣に似ていることから、羽衣を羽織る女性の弁財天さま。
●しいたけ…ふっくらと炊いた形が大きな福耳に似ているので福禄寿さま。
●うなぎ・穴子…身の長さは永続を象徴し、長寿や病気を治す寿老人さま。
●桜でんぶ、おぼろ…幸せを連想する桜色から、笑顔をいつも絶やさない布袋さま。
今ではマグロやサーモン、トンカツなどが人気ですが、最近は韓国風の「キンパ巻き」や、パン製品の「恵方ロール」も登場しているようです。
七福神をイメージして、オリジナル具材の恵方巻を作ってみるのも楽しそうですね。
2022年の恵方は北北西
願い事を頭で思い浮かべながら食べると願いが叶うと聞きますが、途中で話してはいけないという都市伝説的なルールもあります。
中々無言で一本食べきるのは難しいかと思いますが、ゆっくり味わいつつ願いを唱えつつ、節分を楽しんでくださいね。
皆さんの願い事が叶いますように。