【雑学】ご存知ですか?「和傘」の種類
現代では伝統工芸品の側面もある「和傘」。
日本で古くから愛用されてきましたが、いくつか種類があります。
●番傘(ばんがさ)
太い竹の骨に無地の和紙を貼った、時代劇でよく目にする傘です。
江戸の商家では傘のシェアが盛んで、番号が書かれていたと言われています。
●蛇の目傘(じゃのめがさ)
柄が細く、フチに装飾が施されるなど女性に人気の傘。
開いたとき中央に円形紋様が描かれ、これが蛇の目に見えるのでこう呼ばれます。
●端折傘(つまおりがさ)
公家が外出する際、従者が持って差しかける柄の長い傘のこと。
開いた傘の先で人を傷つけないよう、骨の先端が内側に曲げられたことから、
「爪を折る」という言葉が転じ、この名が付いたとも言われています。