既に今年に入り、何度も耳にしている線状降水帯
日々どこかで発生している印象すらあります。
6月から10月にかけてはこうした積乱雲が発達しやすい状況にあり、これからも確実に起こる災害と言えます。
台風は事前に予報等で進路が把握できますが、線状降水帯は発生場所も時間も把握しづらいもの。
さっきまで晴れ晴れとした天気だったのにいつの間にか暗雲が空に広がっている、、、酷くない雨足だったはずなのに急に雷雨、、、なんて光景を体験している方も多いのではないでしょうか。
予測しづらい気象条件だからこそ、直前の対策では間に合わない豪雨。
普段からの対策が重要になってくると言えますが、では実際に豪雨災害にたいして、どのような対策ができるのかを一緒に考えていきましょう。
5つの豪雨対策
①ハザードマップを確認
ご自宅の位置が「土砂災害」「浸水」「内水氾濫」などの危険個所にあるのかを確認。
避難経路の確認は事前にご家族間で話し合いをしてください。
浸水し始めてからの避難では危険。
防災アプリなどで現在の状況をリアルタイムで情報を集める事も大切です。
↓リンクをタップ↓
●糸島市Webマップ | トップ (wagmap.jp)➡掲載マップ一覧メニューよりハザードマップを選択
避難場所 - 糸島市 (itoshima.lg.jp)
●福岡市総合ハザードマップ (fukuoka.lg.jp)
福岡市 指定緊急避難場所及び指定避難所一覧 (fukuoka.lg.jp)
②備蓄品の準備
豪雨災害に限らずですが、停電などによるライフラインの断絶で食料や水の自給ができなくなります。
最低三日分×家族の人数の飲食、電気や手回しできる発電機など、生活必需品の備蓄を。
忘れずにご準備いただきたいのが携帯トイレ。
排水ができないという事は下水の設備も止まっています。バケツなどの簡易トイレの作り方も押さえておきましょう。
乳幼児や高齢者のいらっしゃるご家庭では、必要なものも増えていきます。
普段飲んでいるお薬なども避難バッグに入れておくと安心ですね。
貴重品、、現金(小銭は多めに)、日用品、携帯、充電器、救急グッズ、暑さ寒さ対策、など消防庁のHPにリストが記載されていますのでぜひご確認ください。
備蓄品チェックシート (fdma.go.jp)←リンクをタップ

③側溝・排水溝・雨樋は掃除する
ゴミが詰まり、排水されない状態になると水が溜まり続け、溢れる事で浸水のリスクが高まります。
排水経路の確保で大雨に備えましょう。
④家具、寝具、家電などは可能ならば2階へ
命を最優先が大前提ですが、家財も生活の上で全て大切なもの。
普段から高い場所に置いておきましょう。
家電は一度濡れてしまえば漏電の危険が高く、通電火災の原因にもなりますのでこちらも移動が可能なサイズは、2階や高い場所への移動を。
浸水被害が起きてからの行動では避難が遅くなりますので、こちらも事前の準備が重要です。
⑤水のうの準備
浸水は家のすき間というすき間から始まります。
水のうは家庭用ゴミ袋や買い物用ビニール袋を二重にして、半分~3分の2程度に水を入れ、空気を抜き、口を閉めて出来上がり。
水の流入経路にあたる玄関や窓などに置いたり、トイレなどの排水口に置くことで下水の逆流を防ぎます。
段ボールに入れる事で簡易的な止水壁にも使えます。
後片付けも土嚢よりのラクなので、覚えておくと安心です。
まとめ
いかがでしたか。
準備とは「直前」ではなく、それ以前の事を指します。
豪雨が降りだしてからでは間に合いません。
事前確認、事前に話し合い、事前に備蓄準備、事前掃除など、前もって出来る事は必ず行っておきたいですね。
また、避難時の服装や、避難所へ行く前にはブレーカーやガスの元栓を閉めるなど、直前の行動も大切な事がたくさんあります。
普段から防災に関するアンテナを貼り、被害を最小に食い止める方法を模索していきましょう。
命が最優先。
あなたとあなたの大切な人を守るための最善の行動が取れますように。
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