【雑学】突然の激しい雷雨、「春雷」に注意
【雑学】突然の激しい雷雨、「春雷」に注意
夏のイメージが強い雷。実は春先の3~5月頃にも発生しやすく、この時期に鳴る雷を「春雷(しゅんらい)」と言います。
暑い夏は地表が熱せられ、湿気を含んだ上昇気流が発生することで雷ができやすくなります。
これに対し春雷は、寒冷域が暖気を押し上げることで発生するため、特に寒冷前線付近に多いのが特徴。雹(ひょう)が混じる激しい雷雨になることもあり、作物に大きな被害を与えることも少なくありません。
なかでも4月は寒さがぶり返すことが多く、日本海低気圧から延びる寒冷前線によって雷が起こりやすいと言われています。
ちなみに、その年初めて鳴った雷を「初雷(はつらい)」。啓蟄(けいちつ)の頃に鳴る雷を「虫出し(むしいだし)の雷」と呼ぶのだそうです。